2021.12.21 昔の同級生とFacebookで繋がっても仲良くなれない

昨日は昔の同僚たちと忘年会をした。居酒屋も客が戻ってきている。良いことだ。
この友人たちとはまさに戦友といった関係で、同じ会社でしんどい時期を経験し、僕含め去った者と残っている者たちの飲みで、当時の地獄みたいにしんどかった話で笑ったりそれぞれの今の仕事の話、家庭の話、下衆い話など、話題が尽きなかった。話し尽くすには時間が足りないと思った。辛かったときを乗り越えて笑えるのは、いまが幸せだということでもある。それぞれ現在のキツさは抱えてはいるものの生きて、こうやって飲めることに感謝だ。

アツめに仕事論みたいな話をしても誰も上から目線なんかにならないし、信頼関係があるので後輩(といってもアラフォー)に「いやそうじゃないんだよー」的なことを酔った元上司が言っても、後輩は後輩で何の気も遣わず自分の考えで意見をする。男が本気の本気の本気で仕事を死ぬほどやらなきゃいけんのは40代だよな、みたいな青臭い話なども、仲良しだから全然たのしい。いやホント愉快だった。

昨日の彼らは、同じ会社に居たころから、気が合った。だから仲良くなった。学生時代も社会人になってからも、そのときどきでこうした「なんか合うヤツ」と親密になり、友人が増えていって今に至る。どの時代の友人とも、久しぶりに顔を合わせたその瞬間、おととい会ったかのような感じで話せる。それも幸せなことだ。

一時期SNS、特にFacebookなんかで、学生時代に同じクラスだったり同学年だったりしたヒトから「ともだち」リクエストをもらうことがあり、一応は懐かしいので承認をしてその人物の日常を見ていると、「ああ、"なんか合うヤツ"じゃなかったから、深い友人にならなかったんだ」と思うことがよくあった。当時お互いに「合う」と思ったら、基本的には今も続いているはずなんだ。少なく僕の場合はそうだ。

気が合う友人は大切にしないといけない。困ったときに救い合わなくたってもべつに構わない。みなそれぞれの生活や立場がある。たまに幸福な酒の席を続けていられれば、それで十分だ。